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NEWS

2024.10.9
個性豊かな豪華キャストが集結!第二弾キャスト情報解禁
妹フミ子の婚約者に鈴鹿央士、兄俊樹の幼なじみにファーストサマーウイカ、“もう一つの家族”に酒向芳 六角精児 キムラ緑子!

この度、主人公兄妹を取り巻く重要な役どころを演じるキャスト5名が解禁となりました!

有村架純演じる妹・フミ子の婚約者で、動物行動学の助教・中沢太郎役を演じるのは、鈴鹿央士。一昨年ドラマ「silent」で注目度を上げ、今年10月期のフジテレビ月9ドラマ「嘘解きレトリック」では松本穂香とともにW主演を務めます。髪を整えるのも忘れてカラスの研究に没頭するあまり、カラスと会話できるようになったというクセ強いキャラ設定が原作から追加されました。もちろんカラスとの演技は初挑戦。現場では、なかなか難しいが全く通じないわけではない!と根気強く対話に挑戦する姿が印象的でした。あわせて解禁されたキャラクター写真には太郎がカラスと見つめ合う様子が切り取られており、カラスとの会話がどう物語に絡んでくるのか期待が膨らみます。

そして鈴木亮平演じる兄・俊樹の幼なじみで、お好み焼き屋の看板娘である三好駒子役はファーストサマーウイカが演じます。近年はバラエティのみならず、NHK大河ドラマ「光る君へ」で主人公のライバル・清少納言を演じるなど俳優としても着実にキャリアを重ね、活躍の場を広げています。実は、前田監督が駒子のキャラクターを作り上げていく段階で出演をアプローチするほど、関西弁でちゃきちゃきしている駒子と大阪府出身のウイカ本人が持つ明朗快活なキャラクターとの親和性を重要視していました。劇中ではキレのある関西弁を披露しており、熱血漢な俊樹にも負けず劣らずの強烈な存在感を放っています。

また、主人公兄妹とは不思議な縁で結ばれ、フミ子の抱える〈秘密〉にも関係している繁田家の面々には個性的な顔ぶれが集結しています。繁田家の父・仁役に酒向芳、長男・宏一役に六角精児、長女で宏一の妹・房枝役にキムラ緑子も、本作への期待がますます高まるコメントを寄せています。

豪華キャスト・スタッフがつむぐ珠玉の感動作は2025年春全国公開。今後の続報にも是非ご期待ください!

鈴鹿央士/中沢太郎 役
身近で大事な人が思い浮かんだり、生きていることをあらためて大切にしようと思える作品で、台本を読んで何度も泣いてしまいました。原作の最後の一行でちらりと姿を見せる人物が、脚本ではカラスと話せる研究者というキャラクターになっていたのは驚きましたが、監督はじめ現場の皆さんが明るい雰囲気を作ってくださったおかげで、自分なりにのびのびと演じることができたと思います。主人公の兄妹を演じる亮平さんと有村さんとは一番多くの時間を過ごし、数多くのことを学ばせていただきました。早くこの作品を見ていただきたい、そんな思いでいっぱいです。
ファーストサマーウイカ/三好駒子 役
三好駒子は映画オリジナルのキャラクターで、
お好み焼きと世話焼きが得意な、
俊樹とフミ子を支える大切な存在です。
そんな駒子役を是非、と前田監督から
ラブコールいただいて光栄でした。
初めての前田組は、笑顔と関西弁に満ちていて、地元に帰ってきたようなアットホームで楽しい現場でした。
全世代に響く、あたたかい家族愛と不思議なストーリーに引き込まれる作品です。
ぜひ劇場でご覧いただきたいです。
酒向芳/繁田仁 役
脚本第一稿を読んだ→涙が出た→もう一回読んだ→また泣いた→原作を図書館で探した→読んでまた泣いた→物語の状況、時間軸を把握するために脚本を幾度も読み直した→┅┅泣いた。
これほど涙を流した本はこれまでにあったかな?→記憶を辿っても無かった。原作、脚本にアッパレ!です。
六角精児/繁田宏一 役
この映画の脚本を読んだ時、染み入るような感動と共に、「家族への思い」の大切さと有り難さが理屈を超えて僕の心に押し寄せて来ました。参加出来て光栄の一言です。
キムラ緑子/繁田房枝 役
とても不思議なお話でもありますが、登場人物それぞれが、誰かを愛し思いやる愛情で詰まったとても優しい物語だと思います。
撮影現場では、皆さまとさまざまな感情を交わし合いながら、泣き過ぎでは?と思うくらい泣きました(笑)。
共演の皆様のいろんな表情を思い出して、感動的なシーンに、ともにいることができて幸せだったなぁと思います。
監督の思い描く世界の完成を心待ちにしております。
2024.8.7
鈴木亮平と有村架純が兄妹役で初共演!
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』『そして、バトンは渡された』の前田哲監督が直木賞受賞のベストセラーを映画化!

2005年、第133回直木賞を受賞した短編集『花まんま』(文春文庫)。ある兄妹の不思議な体験を描いた物語で、表題の「花まんま」とは、子どものままごと遊びで作った“花のお弁当”を意味し、大切なひとへ贈り届けるキーアイテムとなります。記憶の濃淡を丁寧に語り分けながら、人間の哀しさや温かさを繊細に織り込む巧みな筆致で評価されている作家・朱川湊人の代表作品であり、初版からおよそ20年の時を経て2025年春に東映配給の劇場映画として全国公開されることとなりました!

両親を早くに亡くし、大阪の下町で暮らす二人きりの兄妹 俊樹とフミ子。 妹の結婚が決まり、親代わりの兄としてはやっと肩の荷が下りるはずだったが、 妹には兄に話していない〈秘密〉があった。それは・・・

タイトルの『花まんま』に因み、8月7日の語呂合わせが「はな(8・7)」と読める“花の日”に解禁されたのは、本作の主人公となる大阪下町の兄妹を演じる二人のキャストとメガホンを取る監督。

TBS日曜劇場から映画化された『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』(2023年)の45億円を超える大ヒットも記憶に新しく、国内外の数々の映画賞を受賞した『エゴイスト』(2023年)やNetflix映画として世界配信され大いに話題を呼んだ『シティーハンター』(2024年)などで国際的にも評価される鈴木亮平が、早くに亡くした両親との約束を守るため、たった一人の妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄・加藤俊樹役で主演を務めます。

俊樹の妹で、間もなくの結婚を控えながら、ある〈秘密〉を抱えるフミ子役は有村架純が演じます。『ストロボ・エッジ』(2015年)や『映画 ビリギャル』(2015年)といった主演作をはじめ、『花束みたいな恋をした』(2021年)や『月の満ち欠け』(2022年)など大ヒット作品への出演で常に話題の中心に立つ、まさに国民的俳優。鈴木とはともに関西出身ということもあり、舞台設定地域である関西圏の軽妙な台詞回しはもちろん、撮影現場でのちょっとした打合せや休憩時間においても自然体で会話する場面が多く見受けられ、日本を代表する二大キャストがどんな兄妹を演じているのか今から期待が高まります。

監督は前田哲。最新作『九十歳。何がめでたい』が現在大ヒット中でもあり、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018年)や『そして、バトンは渡された』(2021年)など、人の心の揺れ動きに対する繊細かつ真摯な眼差しと豊かな表現力にも定評があります。原作の映像化企画を長年出版社へ提案し続け、ラブコールがようやく実を結んだ形となります。
豪華キャスト・スタッフが贈る珠玉の感動作は2025年春全国公開。今後の続報にも是非ご期待ください!

鈴木亮平/加藤俊樹 役
本作は、兄妹の絆はもとより、親と子、家族がそれぞれを強く思い合う姿を描いた胸に迫る作品です。
また、時代が変わっても僕たちが「結婚」というものに感じる不思議な感情の正体を、自分でも見つけてみたいと思って臨みました。
演じた俊樹はぶっきらぼうですが、誰よりも妹を愛する兄です。若くして両親を亡くしているので、大切な人に今日会えなくなるかもしれないということを誰よりも実感している人間です。
関西弁で演じるのは久しぶりでしたが、ネイティブの言葉で演じられることの喜びを改めて実感する、楽しい撮影期間でした。
同じ関西人である有村さんや前田監督ともたくさんコミュニケーションを取り合い、『花まんま』の世界を一緒に作り上げることができたと自負しています。
有村架純/加藤フミ子 役
ただ大切に思うそれぞれの心が可笑しくて温かくて。
兄やんとの日々はとても不思議でした。
生まれた時から一緒にいるような、本当なら無いはずの兄やんとの時間がそこにはありました。
花まんまが導く大きな家族の物語。皆さんに届くと良いなと思います。
前田 哲/監督
小説『花まんま』に出会ってから15年余りの年月が経ちます。
ずっと心から離れない「大切な愛しい人を思い続ける」切なくも優しい物語を、
映画でも皆さまにお届けしたいと思い続けていました。
映画では小説にある小さな兄妹のその後も描いています。
初顔合わせの二人、鈴木亮平さんと有村架純さんが、
数十年も一緒に暮らしてきた本当の兄妹のように、
スクリーンの中で存在しています。
撮影は春に実際の舞台となる近畿圏で終えて、今は仕上げの真っ最中です。
しばし完成まで、楽しみにお待ちください。
朱川湊人/原作
私が書いた『花まんま』は八十枚ほどの短編で、もともとは子供である俊樹とフミ子の物語でした。今回の映画化の際には、原作をそのままに生かしつつストーリーを膨らませ、見事に世界を広げていただきました。私の手が届かなかったところにまで気持ちが届いていて、原作者冥利に尽きるというものです。さらに存在感のある出演者の方々には期待が高まるばかりで、まさに私一人では見ることができなかった『花まんま』です。